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~各地のスプリンターが勢揃い~ 第9回笠松グランプリ(SPⅠ)

今年で9回目を迎えた、「笠松グランプリ」。「笠松グランプリ」としてはまだ9回目の実施と歴史が浅いですが、前身となったのは地方競馬全国交流競走として1988年に創設された、「全日本サラブレッドカップ」。当時は、サラブレッド系古馬の地方競馬全国交流競走は、オールカマー(JRA)と帝王賞(大井)しかない時代でした。設立当初は2500mで行なわれていましたが、1994年に休止。1997年にダートグレード競走として1400m戦にリニューアルされ復活しました。2005年にダートグレード競走から、東海・北陸・近畿地区のブロック交流重賞と変更され、「全日本サラブレッドカップ」から、「笠松グランプリ」へと名称が変更。2006年からは中国地区も交流ブロックに加わりましたが、2012年から地方競馬全国交流に範囲を拡大し、現在に至っています。

 「笠松グランプリ」として行なわれるようになってからは、各地区を代表する馬たちが参戦し、優勝馬にその名を連ねています。2005年の第1回は、金沢のホワイトサイクロンが優勝。2006年には地元のミツアキタービン、2007年は兵庫のベストタイザン、2010年にはマルヨフェニックスが優勝しているほか、2011年と2012年は、エーシンクールディが牝馬として初優勝を挙げており、さらには初の同レース連覇を成し遂げています。昨年は、エーシンクールディ、ラブミーチャンと笠松を代表する2頭のワンツーフィニッシュで決着し、エーシンクールディが連覇達成で自身の引退に華を添えました。

  20121124014338a51.jpg 20121124014337d1c.jpg 昨年の笠松グランプリ

 今年も、各地区のスプリンターが勢揃いした「笠松グランプリ」。他地区5頭、東海地区から5頭のフルゲート10頭で争われました。

  ①S1プリンス 2_1 母は佐賀の快速牝馬 佐賀:エスワンプリンス

  ③エプソムアーロン 3_1 高知~兵庫を経て復活 兵庫:エプソムアーロン

  ②ヤサカファイン 2_1_1 実績十分で昨年に続き参戦 大井:ヤサカファイン

  ⑤コアレスピューマ 2_1 スプリント界の古豪 船橋:コアレスピューマ

  ⑩ナターレ 1_1 盛岡に続き連勝を狙う 川崎:ナターレ

  ⑥エーシンジェイワン 1_1 JRAオープン馬で今回が移籍初戦 笠松:エーシンジェイワン

  ⑦タッチデュール 2_1 前走、園田で重賞制覇。勢いに乗る 笠松:タッチデュール

 ゲートが開くと、ナターレがスタートでタイミングが会わず、先手が取れずに1コーナーへ。先手を取ったのは、佐賀のエスワンプリンス。ナターレは外にエスワンプリンスがもたれてしまったため、併走する形で2番手に。「エスワンプリンスがもたれて、前に出れなかった。(スタートで)行ききれば、最後は残れたと思う。」と、レース後、鞍上の吉原寛人騎手がコメントしていただけに、この位置取りが、後に大きく響くことになります。2頭の直後には、1番人気の支持を集めた地元の期待馬エーシンジェイワンがつけ、ヤサカファインがこれに続き、ひと固まりとなってレースは進みます。地元のタッチデュールと船橋のコアレスピューマ、兵庫から参戦のエプソムアーロンは後方からの競馬となりました。

  レース 1_1 レース 2_1_1 1周目のゴール前

 第3コーナーに差し掛かると、先行した2頭にコアレスピューマが迫り、最後の直線へ。コアレスピューマと2番手にいたナターレが追うも、ナターレは併走に持ち込むまでが精いっぱい。コアレスピューマも交わすことができず、そのままエスワンプリンスが逃げ切り優勝。1馬身差の2着にはナターレ、さらにアタマ差の3着にはコアレスピューマが入線。遠征馬が上位を独占という形となりました。JRAオープンクラスからの転入で、1番人気の支持を集めた地元の期待馬エーシンジェイワンは、4着入線のエプソムアーロンにクビ差及ばずの5着という結果に終わりました。

  レース 4_1 口取り_1 優勝はエスワンプリンス(佐賀)

 これまで、大井の黒潮盃、笠松で行なわれたオッズパークグランプリでそれぞれ3着という実績のあるエスワンプリンスでしたが、今回、ようやく遠征競馬での重賞のタイトルを手にしました。

  表彰式:鮫島騎手 1_1 見事、優勝に導いた鮫島克也騎手

  表彰式:手島調教師 1_1 管理する手島勝利調教師

 優勝したエスワンプリンスは、これで19戦14勝2着3回3着2回。地元で飛燕賞、九州ダービー栄城賞、ロータスクラウン賞などの重賞を制しているものの、遠征競馬での重賞はこれまで2度挑戦し、いずれも3着。3度目の挑戦で、ようやく地方競馬全国交流重賞のタイトルを手にしました。「佐賀にエスワンプリンスあり」を印象づけた、今年の笠松グランプリ。今後は佐賀競馬を背負う存在として、さらなる活躍を期待したいところです。

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写真で振り返る 金沢JBCデー

2013年11月4日に初めて金沢競馬場で行なわれた、第13回JBC。今年はレディスクラシックがJpnⅠに格付けされ、JpnⅠ競走3連戦となりました。最終レースには、金沢所属の2歳馬による重賞の「百万石ジュニアカップ」も行なわれ、重賞4連戦でのJBCデーとなりました。

  ゴール板 当日は、ゴール板もJBC仕様に

 重賞4連戦の先陣を切って行なわれたのが、JBCレディスクラシック(JpnⅠ)。今年で3回目となりますが、今年からJpnⅠの格付となりました。

 レースを制したのは、1番人気のメーデイア(JRA)。地方競馬のダートグレード競走では4連勝中の同馬。後続に3馬身差をつけて優勝しました。

  JBCLC race JBCLC w-run 第3回JBCレディスクラシック(JpnⅠ) 結果

  JBCLC 口取り 2 JBCLC 口取り 1 JBCLC 口取り 3

  ④ピッチシフター 2_1 地方馬は、ピッチシフター[名古屋]の5着が最高でした。

 続いて行なわれたのが、JBCスプリント(JpnⅠ)。直前になって、笠松のラブミーチャンが故障。引退となってしまったのが残念でしたが、中央、地方それぞれのスピード自慢が、金沢にに集まりました。

 レースを制したのはエスポワールシチー。10月の南部杯に続き、連勝となりました。

  JBCSP race 第13回JBCスプリント(JpnⅠ) 結果

 レース後のウィニングランでは、スタンドの「ゴ・ト・ウ」コールに応える後藤浩輝騎手。

  JBCSP w-run 1 JBCSP w-run 2 JBCSP w-run 3

 JBCスプリントが11個目の重賞タイトルとなったエスポワールシチー。これまでダートでは1600m以上のレースしか使われなかった同馬にとって、初の短距離でのタイトルとなりました。

  JBCSP 口取り 2 JBCSP 口取り 3 JBCSP 口取り 1 JBCSP 口取り 4

  ③セイントメモリー_1 果敢に先行したセイントメモリーは、地方馬最先着の5着でした。

 JBCクラシックは、主導権を握った1番人気のホッコータルマエが後続を寄せ付けず、2.12.6のレコードタイムで優勝。

  IMGL9993_1.jpg レース_1_1 第13回JBCクラシック(JpnⅠ) 結果

  口取り_1 IMGL0022_1.jpg ホッコータルマエは、これが7個目の重賞タイトル

 地元金沢からは2頭が出走し、ジャングルスマイルが地方競馬最先着の4着と健闘しました。

  ④ジャングルスマイル 1_1 ④ジャングルスマイル 2_1

 ゴール入線後、ジョッキーが下馬したハタノヴァンクールですが、診断の結果、競走能力喪失であることが判明。一命は取り留めましたが、残念ながらJBCクラシックが現役最後のレースとなってしまいました。

 JBCデーの最後を飾ったのは、2歳重賞の「百万石ジュニアカップ」。金沢所属の2歳馬12頭によって争われました。

 ワンナイトオンリがハナに立つも、1周目のゴール前では一団となってレースが進みます。先行集団にいたフューチャースターが徐々に進出し、第4コーナーで先頭に立つと直線へ。直線に入ると吉原寛人騎手騎乗の1番人気イグレシアスが逃げ込みを図るフューチャースターに交わして優勝。2着にはアキレウス、3着にはフューチャースターがそれぞれ入線しました。

  0P5C9671_1.jpg 0P5C9685_1.jpg レース_2_1

 今回が3戦目のイグレシアスは、これで3戦3勝。無敗での重賞制覇となりました。

  0P5C9715_1.jpg IMGN0062_1.jpg 重賞 百万石ジュニアカップ 結果

  0P5C9737_1.jpg IMGN0108_1.jpg 中川雅之調教師  IMGN0092_1.jpg 吉原寛人騎手

 表彰式での中川調教師と吉原騎手といえば、思い出されるのが、ちょうど2年前の11月の北国王冠。吉原騎手が騎乗したジャングルスマイルと、中川騎手が騎乗したナムラダイキチがスタートからマッチレースを展開。最後の直線では激しいデッドヒートを繰り広げるも、最後はクビ差でジャングルスマイルが制しました。中川騎手は同年に引退しましたが、かつて接戦を繰り広げた2人が、現在はそれぞれ調教師と騎手という立場で金沢競馬を盛り上げています。

  2011.11 北国王冠 レース 1 2011.11 北国王冠 レース 2 2011.11 北国王冠 レース 3 2011.11.13 北国王冠

 入場者数12,569人、売上は24億9749万円を記録した金沢JBC。当初は雨の予報でしたが、幸いなことに雨もあがり、上々の観戦日和となりました。JBCは終わりましたが、金沢競馬はこれからがシーズンの佳境。12月には、伝統の古馬重賞「中日杯」が行なわれるほか、2歳重賞も、11月には牝馬のプリンセスカップが、12月には2歳№1決定戦のヤングチャンピオンが、それぞれ行なわれます。今後の金沢競馬にも、ぜひご注目ください!
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チーム南関

Author:チーム南関
中川明美(競馬ブック記者)
辻井光多郎(日刊競馬記者)
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若松亮太(フォトグラファー)
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”チーム南関”が南関競馬の裏のウラまで?!話題を探して奔走します!

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