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~ ララベル2冠なるか? ~ 大井・第29回東京プリンセス賞(SⅠ)

小川です。今回は、羽田盃の翌日に行われた南関東牝馬クラシック2冠目の「東京プリンセス賞」について取り上げます。

 東京プリンセス賞は1987年に創設された4歳牝馬(現3歳)の重賞で、南関東牝馬クラシックの2冠目に位置する競走です。牡馬クラシックはすべて大井競馬場で行われますが、牝馬クラシックは、桜花賞が浦和1600、東京プリンセス賞が大井1800m、関東オークスが2100mと、すべて異なる競馬場で行われます。また、2010年からは、桜花賞とともにグランダム・ジャパン3歳シーズンの指定競走となっています。牝馬3冠を達成のは、2006年のチャームアスリープのみ。近年では、2008年から昨年まで船橋所属馬が7連勝中で、うち4勝が昨年亡くなられた川島正行調教師、2勝が川島正一調教師が制しています。

  2008年東京プリンセス賞 2008年優勝馬 ブライズメイト

  2009年東京プリンセス賞 2009年優勝馬 ネフェルメモリー

  2011年東京プリンセス賞 2011年優勝馬 マニエリスム

  2014東京プリンセス賞_1_1 2014年優勝馬 スマートバベル

 今年も16頭のフルゲートで行われましたが、休み明けで桜花賞を制したララベルに人気が集まり、2冠達成とグランダム・ジャパン3歳シーズン優勝争いで首位に立つかに注目が集まりました。ララベルに続いて人気を集めたのは、現在5連続連対中で2連勝で駒を進めたジェットシティ。ユングフラウ賞馬で桜花賞は1番人気の期待を裏切ったスターローズが3番人気。桜花賞3着のアイスキャンドルが続く4番人気、今回がJRAからの転入初戦となるフィールドスラッピが5番人気の支持を集めました。

  ④ララベル 2_1 2冠なるか? ④ララベル

  ⑦ジェットシティ 2_1 現在2連勝中で2番人気 ⑦ジェットシティ

  ③スターローズ 1_1_1 桜花賞からの巻き返しを狙う ③スターローズ

  ⑥アイスキャンドル 2_1 桜花賞は3着 ⑥アイスキャンドル

  ⑮フィールドスラッピ 1_1 今回が転入初戦となる ⑮フィールドスラッピ

 スタートしてハナを主張したのはヴィグステラウスとゼッタイリョウイキ。併走のまま1コーナーへ向かいます。

  レース 1_1 1周目の先行争い

 2頭の見ながら3番手と進むのは、桜花賞は後方からの競馬で8着と敗れたティーズアライズ。その外にはミスアバンセ、最内に人気のララベルが続き、アイスキャンドル、ジェットシティは中団からレースを進めます。向正面は縦長の展開となりますが、後方のポジションにいたスターローズが動き始めます。

 逃げるゼッタイリョウイキでしたが、直線に入ると捕まり、直後につけていたティーズアライズがここで先頭に。ジェットシティとミスアバンセもスパートしますが、徐々にその差は広がります。内にいたララベルも最内から伸びてきますが、じりじりとしか伸びず、ティーズアライズとの差は詰まりません。伸びを欠くララベルを尻目に、ティーズアライズが2着に1馬身半の差をつけ優勝。2着には、大外から伸びてきたスターローズがゴール前でララベルを捕えて入線しました。ティーズアライズは重賞初制覇。東京2歳優駿牝馬でハナ差敗れた雪辱を果たしました。

  レース 2_1 大井・第29回東京プリンセス賞(SⅠ) 結果

 管理する嶋田幸晴調教師は、自身の50歳のバースデーが管理馬の初重賞制覇という、これ以上ないプレゼントとなりました。

  口取り 1_1 表彰式:記念撮影 1_1 口取り & 表彰式

 矢野貴之騎手は、昨年の桜花賞に続き、南関東で2つめとなる重賞制覇。高崎競馬ではデビュー直後から頭角を現していましたが、2004年12月31日に高崎競馬が廃止となったため、2005年2月に大井競馬に移籍。昨年は99勝を挙げ頭角を現し、今年も現在42勝(2015年4月25日現在)。昨年を上回るペースで勝ち星を積み重ねており、さらなる飛躍が期待されます。

  表彰式:矢野貴之騎手 1_1 矢野貴之騎手

 勝ったティーズアライズの次走は、東京ダービーか関東オークスのどちらかの予定。いっぽう、敗れたララベルは現時点で13ポイントとなり、グランダム・ジャパン3歳シーズンで2位。優勝争いでは、現在1位のトーコーヴィーナス[兵庫]と6ポイント差となっただけに、厳しい状況となりました。


ティーズアライズ[牝3] 大井・島田幸晴厩舎

 父:ワイルドラッシュ 母:ナムラエラン(母の父:アグネスタキオン)
 生産者:杵臼牧場(北海道浦河郡浦河町)
 馬主:立山 伸二 氏
 通算成績:12戦3勝(2015年4月23日現在)
 重賞勝ち鞍:2015年 大井・東京プリンセス賞(SⅠ)

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~ クラシック1冠目を制するのは? ~ 大井・第60回羽田盃(SⅠ)

小川です。桜も散り、寒かった日も終わりを迎え、ようやく春を実感できる気候となった今日このごろですが、南関東では牡馬、牝馬のクラシック競走も始まりました。今回は、牡馬クラシックの1冠目、「羽田盃」を取り上げます。

 今年で60回目を迎える羽田盃は、南関東クラシックの1冠目に位置づけられている競走です。1995年までは、春に羽田盃と東京ダービー、秋に東京王冠賞という形で行われていた南関東クラシックでしたが、1996年にレース改定で東京王冠賞を春に移動。羽田盃 → 東京王冠賞 → 東京ダービー をすべて春に行うアメリカンスタイルに変更されました。のちにジャパンダートダービーが東京ダービー後に追加され、南関東クラシックは4冠となりますが、2002年に東京王冠賞が廃止され、現在の形に至っています。

 現行の3冠体系になってからは、南関東から3冠馬は誕生していませんが、ナイキアディライト(2003年)、シーチャリオット(2005年)、クラーベセクレタ(2011年)、ハッピースプリント(2014年)の4頭が羽田盃と東京ダービーを制し、2冠を達成しています。

  2011羽田盃 2011年優勝馬 クラーベセクレタ

  2014羽田盃_1 2014年優勝馬 ハッピースプリント

  今年の羽田盃は16頭のフルゲートとなりましたが、圧倒的な支持を集めたのは、前哨戦の京浜盃で8馬身の圧勝劇を演じたオウマタイム。休み明けの京浜盃で惨敗のストゥディウムが少し離れた2番人気、京浜盃3着のヴェスヴィオが3番人気という人気順となりました。

  ⑪馬時間 2_1 京浜盃圧勝で1番人気 ⑪オウマタイム
  ⑬ストゥディウム 1_1 京浜盃11着からの巻き返しを図る ⑬ストゥディウム
  ⑦ヴェスヴィオ_1 3番人気で鞍上は吉原寛人騎手 ⑦ヴェスヴィオ 

 また、今年の羽田盃は、他地区のトップジョッキーが4名騎乗。ヴェスヴィオの吉原騎手をのほかに、ジャジャウマナラシに田中学騎手[兵庫]、ウィンバローラスに岡部誠騎手[名古屋]、ルコンポゼに赤岡修次騎手[高知]が、それぞれ騎乗しました。

  ①じゃじゃ馬ならし 4_1_1 ①ジャジャウマナラシ 田中学騎手
  ⑤ウィンバローラス 4_1 ⑤ウィンバローラス 岡部誠騎手
  ⑧ルコンポゼ 3_1 ⑧ルコンポゼ 赤岡修次騎手

 スタートしてハナに立ったのは、枠順の利を生かしたドライヴシャフトでしたが、抑えきれない手応えでオウマタイムも先行し、ドライヴシャフトと併走状態になります。2頭を追う形でヴェスヴィオ、ラッキープリンス、ウィンバローラス、ルコンポゼ、ジャジャウマナラシ、クラバズーカーらが集団を形成し、レースは向正面へ。向正面に入る頃には縦長の展開となりますが、後方にいたストゥディウムが外から進出を開始し、中団へとポジションを上げます。

 3コーナーに入ると、抑えきれない手応えでオウマタイムがドライヴシャフトを交わし一気に先頭へ。京浜盃同様、リードを広げにかかり、直線へと入ります。京浜盃の再現を狙うオウマタイムでしたが、直線に入るとヴェスヴィオとラッキープリンスが徐々に迫り、差が詰まっていきます。ゴールまで残り200mになると、ようやくエンジンのかかったストゥディウムが大外から一気の強襲。ゴール直前でオウマタイムを差し切り、半馬身差でクラシック1冠目を手にしました。

  レース5_1 ストゥディウムが一気の末脚で南関東1冠目を制す

  ⑬ストゥディウム 4_1 大井・第60回羽田盃(SⅠ) 結果

 矢野義幸調教師は、羽田盃は初制覇。自身が手がけたルースリンドの仔での、南関東クラシック制覇となりました。

  口取り_1 口取り 3_1 口取り

 石崎駿騎手は、2007年のトップサバトン以来となる2度目の羽田盃制覇。

  表彰式:石崎駿騎手_1 石崎駿騎手

 表彰式では、この日、トークショーのゲストでご来場の杉本清さんに、プレゼンターを務めていただきました。

  表彰式:杉本清さん_1 杉本清さん

 表彰式_1 表彰式:記念撮影_1 表彰式

 京浜盃から巻き返してのクラシック戴冠となったストゥディウム。距離が1ハロン延びる東京ダービーでも、羽田盃同様に末脚爆発となるでしょうか?羽田盃で敗れた馬たちの逆転はあるのか?また、東京湾カップや東京ダービートライアル、その他の路線から東京ダービーへ駒を進める新星の台頭はあるのか?今年の東京ダービーは1ヶ月半後の6月3日。昨年はハッピースプリントが2冠を達成しましたが、果たして今年はどんなドラマが待っているでしょうか?

ストゥディウム[牡3] 船橋・矢野義幸厩舎

 父:ルースリンド 母:ルナマリア(母の父:ジェイドロバリー)
 生産者:清水誠一(北海道様似郡様似町)
 馬主:株式会社Nicks
 通算成績:9戦4勝(2015年4月22日現在)
 重賞勝ち鞍:2014年 船橋・平和賞(SⅢ) 2014年 大井・ハイセイコー記念(SⅡ) 2015年 大井・羽田盃(SⅠ)

~ 春のスプリント王決定戦 ~ 大井・第26回東京スプリント(JpnⅢ)

小川です。4月に入り、春らしくなってきたかと思えば、今週に入ってからは季節が逆戻りしたような寒い日々。水曜日は関東地方で雪も降り、天候に恵まれない日が続きました。体調管理の難しいこの時期ですが、今回は、春のスプリント王決定戦「第26回東京スプリント(JpnⅢ)」について取り上げます。

 前身は1991年に創設された「東京シティ盃」で、1月に1400m戦で施行。2004年に施行時期が春に移行し、2007年に距離が現行の1200mに変更されました。2009年4月の第20回から、「東京スプリント」に名称を変え、施行時期も4月のナイター開催に移行。2011年は東日本大震災による節電のため、昼間開催での実施となるも、現在の形に至っています。なお、回数の表記については、東京シティ盃からの回数を引き継いでいます。

 東京スプリントになってから今年で6回目の施行となりますが、過去5回はJRA所属馬4勝に対し、地方馬は2013年のラブミーチャン[笠松]の1勝のみと、地方馬は苦戦を知られています。今年は、JRAからは連覇を狙うノーザンリバーや、カペラステークス、黒船賞に続く3連勝を狙うダノンレジェンドに黒船賞2着のドリームバレンチノなどが参戦。迎え撃つ地方勢は、サトノタイガーやジョーメテオといった、JRA遠征で実績を残している馬たちが出走しました。

  カペラS 重賞2連勝で大井初登場 ⑦ダノンレジェンド
  2014東京スプリント ⑬ノーザンリバー(画像は昨年の東京スプリント)
  ⑭ドリームバレンチノ_1 前走は黒船賞で2着 ⑭ドリームバレンチノ

  ⑩ジョーメテオ_1_1 黒船賞の雪辱を期す ⑩ジョーメテオ
  ⑪サトノタイガー 2_1 吉原騎手を背に迎え撃つ ⑪サトノタイガー

  ③ジェイフォース 2_1_1 他地区からは、兵庫から唯一参戦 ③ジェイフォース

 アルゴリズムが大きく出遅れ、ジョーメテオもタイミングが合わずのスタート。ゴーディーが押して前に行くも、すんなり先手を取ったのはJRAのシゲルカガ。ダノンレジェンドがすんなり2番手につけ、グレープブランデー、サトノタイガーがこれに続きます。連覇を狙うノーザンリバーとドリームバレンチノは中団からの競馬、スタートでタイミングが合わなかったジョーメテオは後方から前を追う展開でレースは進みます。

 シゲルカガの逃げは衰えることなく、リードを保ったまま直線へ。後続を引き離しにかかるシゲルカガでしたが、追いかけるダノンレジェンドがGOサインを出すと、直線半ばでシゲルカガを捕え、最後は2馬身突き放しゴール。2着には逃げたシゲルカガが、3着には直線で追い込んできたノーザンリバーが入り、4着のグレープブランデーまでJRA勢が独占。5着には追い込んできたジョーメテオが入り、地方馬最先着を果たしました。いっぽう、人気の一角で2番人気に推されたドリームバレンチノは6着、地方勢で期待のかかったサトノタイガーは7着に終わりました。

  レース 2_1  第26回東京スプリント(JpnⅢ) 結果

 ダノンレジェンドは、これで3連勝を飾るとともに、カペラステークス(GⅢ)高知・黒船賞(JpnⅢ)に続き重賞3勝目。

  口取り 1_1 口取り 2_1 口取り

  表彰式:丸田恭介騎手 1_1 「最高です!」と、表彰式で喜びいっぱいに語る丸田恭介騎手

 表彰式では、今年度のイメージキャラクターを務める斎藤工さんと剛力彩芽さんがイルミネーション点灯式に続き、プレゼンターとして参加。場内を盛り上げました。

  表彰式_1 表彰式:記念撮影_1 表彰式

 気になるダノンレジェンドの次走は、6月11日(木)に行われる北海道スプリントカップ(JpnⅢ)を予定。「ブリンカー装着で能力を発揮できるようになった。この後も短距離路線1本でいきたい」と語った村山明調教師。最終的には、JBCスプリントを目標に掲げている。果たして今後、ダートのスプリント界で頂点に立つか、注目したい。

ダノンレジェンド[牡5] JRA栗東・村山明厩舎

 父:Macho Uno 母:My Goodness(母の父:Storm Cat)

 生産者:Colts Neck Stables LLC(アメリカ)
 馬主:株式会社ダノックス
 通算成績:20戦8勝(2015年4月8日現在)
 重賞勝ち鞍:2014年中山・カペラS(GⅢ) 2015年高知・黒船賞(JpnⅢ) 2015年大井・東京スプリント(JpnⅢ)
プロフィール

チーム南関

Author:チーム南関
中川明美(競馬ブック記者)
辻井光多郎(日刊競馬記者)
小川慎介(フォトグラファー)
若松亮太(フォトグラファー)
山田環(ライター)

”チーム南関”が南関競馬の裏のウラまで?!話題を探して奔走します!

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