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~ 伝統の重賞は記録ずくめの一戦に ~ 大井・第61回大井記念(SⅡ)

小川です。まだ5月の後半ですが、気候は既に初夏といえる日々。体調を崩しやすい時期でもあるので、みなさまも体調管理にはお気を付けください。今回は、大井競馬伝統の重賞の大井記念(SⅡ)を取り上げます。

 大井記念の歴史と昨年のレースについては、昨年の記事をご参照ください。

 今年もフルゲートとなった大井記念。16頭中8頭が重賞ウイナーという豪華な顔ぶれでしたが、キスミープリンスとモンテエンが競走除外となったため、14頭立てに。1番人気は、昨夏に南関東移籍後、堅実な成績のケイアイレオーネ[大井]。2番人気は、今年の金盃の優勝馬で高知の赤岡修次騎手を起用したジャルディーノ[大井]。3番人気は、昨年のマーキュリーカップを制し、金沢の吉原寛人騎手で臨むユーロビート[大井]。4番人気には、昨年、笹川翼騎手に初重賞をもたらしたムサシキングオー[大井]と、大井勢が人気を集めました。

今年の出走馬

 ①グランディオーソ 1_2_1 ②ケイアイレオーネ 1_2_1 ③ノーキディング 1_1 ④カキツバタロイヤル 1_1
 ⑤トーセンアレス 1_1 ⑥ジャルディーノ 1_1 ⑦ムサシキングオー 1_1 ⑧スコペルタ 1_1
 ⑩フォーティファイド 1_1 ⑪フジノフェアリー 1_1 ⑫ナリチュウドラゴン 1_1 ⑭ユーロビート 1_1
 ⑮ストゥディウム 1_1 ⑯クラージュドール 17_1

 14頭、大きな出遅れもなくスタートした今年の大井記念。ノーキディングとムサシキングオーが並びますが、ハナに立ったのはノーキディング。2頭の直後にケイアイレオーネがつけ、ユーロビート、スコペルタ、ジャルディーノがそれを見る形での位置取りで、人気馬は前々からの競馬。出走馬中、唯一の4歳馬で昨年の羽田盃馬のストゥディウムは、後方からじっくりと前を見る形でレースを進めます。

  レース_1_1 1周目のゴール前

 向正面に入ってからも、一団で馬群が詰まった状態でレースは続きますが、3コーナーでケイアイレオーネが逃げるノーキディングに並びかけ、4コーナーで先頭に。ジャルディーノもこれをみて動きますが、ケイアイレオーネとの差を詰められないまま直線に入ります。

 直線に入ると、後続との差を一気に広げたケイアイレオーネ。これを追うジャルディーノも仕掛けますが、ケイアイレオーネとの差は広がるいっぽうで、残り200mではケイアイレオーネが独走。ユーロビートも直線でじわじわと上がってきましたが、時すでに遅しでクラージュドールとの2着争いまで。

 終わってみれば、ケイアイレオーネが4馬身の差をつけ、南関東移籍後、待望の重賞初制覇。鞍上の的場文男騎手は、大井記念はこれで9勝目。管理する佐宗応和調教師は、これが初の重賞制覇。さらに、的場文男騎手は自身の持つ地方競馬最高齢重賞勝利を自ら更新し、これが59歳8ヶ月と11日での重賞制覇と、記録ずくめの大井記念となりました。

  レース 3_1_1  大井 第61回大井記念(SⅡ) 結果

 南関東移籍後、重賞では堅実も、なかなかタイトルに手が届かなかったケイアイレオーネ。今までの鬱憤を晴らすような快勝で重賞初制覇。

  口取り 2_1 口取り 3_1 表彰式:記念撮影_1

 管理する佐宗応和調教師は、騎手時代は1996年にオグリダンディで全日本3歳優駿、1998年にクリオネーでトゥインクルレディー賞などを制覇。2007年5月に引退し、2008年6月に厩舎を開業。2008年10月に開業初勝利を挙げますが、初勝利をもたらしたのは的場文男騎手。そして、今回の重賞初制覇をもたらしたのも的場騎手でした。

  表彰式:佐宗調教師 1_1 佐宗応和調教師

  表彰式:的場文男騎手 2_1 通算6,900勝も見えてきた的場文男騎手

 今回の勝利で、重賞での惜敗にピリオドを打ったケイアイレオーネ。2歳時には兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)を制し、3歳時には海外に遠征しUAEダービーにも挑戦と、期待の大きかった馬。南関東移籍後は堅実な走りを見せているので、今後も南関東重賞戦線での活躍が楽しみな1頭です。

的場 文男 騎手 過去の大井記念優勝馬 

 1983年(第28回) ミサキネヴァー[大井]
 1987年(第32回) ダツシユホウシヨウ[大井]
 1992年(第37回) ハシルショウグン[大井]
 1993年(第38回) ハシルショウグン[大井]
 1998年(第43回) カワノスパート[大井]
 1999年(第44回) ゴールドヘッド[大井]
 2001年(第46回) ドラールアラビアン[大井]
 2005年(第50回) ケージーチカラ[大井]
 
 今回も含め、9勝すべてが大井所属馬での勝利というのも、珍しい記録ですね。


ケイアイレオーネ[牡6]  大井 佐宗 応和 厩舎

 父:Henny Hughes 母:モストリマーカブル(母の父:Marquetry)

 生産者:富田牧場(北海道浦河郡浦河町)
 馬主:亀田 和弘 氏
 通算成績(2016年5月18日現在):25戦6勝(内 JRA 18戦4勝)
 
重賞勝ち鞍

 2012年11月29日 園田 兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ) JRA所属時
 2013年9月28日 JRA阪神 シリウスステークス(GⅢ) JRA所属時
 2016年5月18日 大井 大井記念(SⅡ)
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~ ナムラタイタン 貫禄の連覇 ~ 盛岡・第41回シアンモア記念(M1)

小川です。今回は、5月8日に盛岡競馬場で行われた、地方競馬全国交流重賞の「第41回シアンモア記念(M1)」を取り上げます。

 シアンモアとは、昭和の初期にイギリスから日本に輸入された種牡馬。記録によると、エプソムダービーで3着に入線し、1927年(昭和2年)に日本に輸入され、岩手県雫石町にある小岩井牧場で種牡馬として繋養されたとのことです。シアンモアは1953年に老衰のため亡くなりましたが、1975年に小岩井牧場に輸入されたシアンモアの功績を讃え、「シアンモア記念」として創設されました。

 第1回から第5回までは1900mで行われていたシアンモア記念ですが、第6回(1980年)からは2000mに変更。第26回(2000年)からは1600mに変更され、2002年には、東日本・九州地区との交流競走に。そして、2005年からは地方競馬全国交流競走となり、現在に至っています。今年から、重賞にグレード制を導入した岩手競馬ですが、シアンモア記念はM1に格付けされました。

 歴代の優勝馬は、トウケイホープ、ボールドマックス、トウケイフリート、ローマンプリンス、スイフトセイダイ、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、バンチャンプ、トーホウエンペラー、トニージェントなど、岩手競馬を代表する馬たちがその名を連ねています。地方競馬全国交流になってからは、他地区からの強豪馬たちも参戦し、2008年から2013年までは6年連続で他地区所属馬が勝利し、近年は他地区から参戦する馬の活躍が目立っています。

 今年は7頭立てで行われる予定でしたが、エアカーネリアンが競走除外となったために6頭立てに。他地区からは、昨年の道営記念を制したグランプリブラッド[北海道]と、川崎から遠征のドレミファドンの2頭が参戦しました。

今年の出走馬

 ①ナムラタイタン 1_1_1 ③マツリダアンバター 1_1 ⑤ショウナンダイチ 1_1 ⑦ライズライン_1

 ②ドレミファドン 1_2_1 川崎から参戦のドレミファドン

 ⑥グランプリブラッド_1 昨年の道営記念馬 グランプリブラッド

 圧倒的な支持を集めたのは、地元の大将格のナムラタイタン。道営記念馬のグランプリブラッドが続く2番人気で、単勝1ケタ台はこの2頭だけ。離れた3番人気がライズラインといった形で、レースを迎えました。

 好スタートを決めたのは、ナムラタイタンとライズラインの2頭。2頭が先行しますが、ナムラタイタンがハナに立ち、レースを引っ張ります。グランプリブラッドも前を見ながら3番手を追走。少し離れた4番手をドレミファドンが追走します。マツリダアンバターとショウナンダイチは離れた後方からの競馬となり、縦長の淡々とした流れでレースは進みます。

 3コーナーに差し掛かる頃になると、先行していたライズラインが後退し、代わりにグランプリブラッドがポジションを上げ、ナムラタイタンを追撃に。しかし、マイペースで逃げるナムラタイタンとの差を縮められないまま直線へ。

 直線に入ると、楽な手応えでナムラタイタンが一気に後続を突き放すと、あとは独走。終わってみれば、後続に6馬身の差をつけ、2014年の同レース優勝に続いて、シアンモア記念2勝目を飾りました。2着には、直線でグランプリブラッドを差し返したライズラインがクビ差で2着を確保。直線でいったんは2着争いに加わったドレミファドンは最後に離され、4着という結果に終わりました。

  レース 1_1_1  盛岡 第41回シアンモア記念(M1) 結果

 ナムラタイタンは、2014年3月に岩手競馬に移籍後、これで重賞11勝目。

  口取り 2_1 口取り_1 表彰式_1_1

  表彰式:坂口裕一騎手 1_1 坂口裕一騎手   表彰式:村上昌幸調教師_1 村上昌幸調教師

 岩手競馬に移籍後、ダートグレード競走を除けば、負けたのは2014年の桐花賞の2着だけというナムラタイタン。次走は6月のみちのく大賞典を予定。岩手競馬の大将格として、まだまだ頑張ってほしいところです。

ナムラタイタン[牡10] 岩手[水沢] 村上 昌幸 厩舎

父:サウスヴィグラス 母:ネクストタイム(母の父:Afleet)
 生産者:野坂牧場(北海道日高郡新ひだか町)
 馬主:岩渕 道良 氏
 通算成績(2016年5月5日現在):49戦20勝(内 JRA 34戦9勝)
 
重賞勝ち鞍

 2011年11月13日 JRA東京 武蔵野ステークス(JpnⅢ) JRA所属時
 2014年4月27日 水沢 赤松杯
 2014年5月11日 盛岡 シアンモア記念
 2014年6月22日 水沢 一條記念みちのく大賞典
 2014年12月7日 水沢 北上川大賞典
 2015年4月11日 水沢 赤松杯
 2015年7月5日 水沢 岩鷲賞
 2015年9月13日 水沢 青藍賞
 2015年11月8日 盛岡 絆カップ
 2015年12月31日 水沢 桐花賞
 2016年4月10日 水沢 赤松杯(M3)
 2016年5月8日 盛岡 シアンモア記念(M1)

~ 3度目の挑戦で念願のタイトル ~ 園田・第52回兵庫大賞典

小川です。ゴールデンウィークも各地の競馬場で盛り上がった地方競馬ですが、みなさまはいかがお過ごしだったでしょうか?今回は、兵庫県競馬、春の古馬大一番の「兵庫大賞典」を取り上げます。

 2010年からは1870mで施行されている兵庫大賞典。過去5年の優勝馬は、下記の通りです。

 2011年(第47回) レッドゾーン[西脇] 野田学厩舎
 2012年(第48回) オオエライジン[園田] 橋本忠男厩舎
 2013年(第49回) エリモアラルマ[西脇] 盛本信春厩舎
 2014年(第50回) オオエライジン[西脇] 寺嶋正勝厩舎 2014年の記事
 2015年(第51回) タガノジンガロ[園田] 新子雅司厩舎 2015年の記事

 今年も12頭のフルゲートとなった兵庫大賞典。名古屋大賞典に遠征し5着のアクロマティック、前走は船橋に遠征し3着のバズーカ、残念ながらはがくれ大賞典3連覇はならなかったものの、このレースは3度目の挑戦で初優勝を狙うエーシンクリアー、今年の六甲盃でクビ差2着と力をつけてきたバレーナボス、前走、船橋のマリーンカップで3着に食い込んだダブルファンタジーなど、一線級が顔を揃えました。

今年の出走馬

 ①メイショウヨウコウ 1_1_1 ②トリニティチャーチ 1_1_1 ③トウケイロイヤル 1_1 ④バズーカ 1_1
 ⑤オーケストラピット_1 ⑥エーシンクリアー 1_1 ⑦マッハタイザン_1 ⑧ヒシサブリナ 1_1
 ⑨ニシノイーグル 1_1 ⑩アクロマティック 1_1 ⑪バレーナボス 1_1 ⑫ダブルファンタジー_1

 1番人気に支持されたのは、名古屋大賞典5着のアクロマティック、2番人気には船橋遠征3着で高知の赤岡修次騎手鞍上に迎えたバズーカ、3番人気にははがくれ大賞典からの巻き返しを狙うエーシンクリアーと、遠征組が上位人気。単勝1ケタ台はこの3頭で、以下、バレーナボス、ダブルファンタジーという人気順でレースを迎えました。

 メイショウヨウコウが出遅れてスタートとなった今年の兵庫大賞典。トウケイロイヤル、エーシンクリアー、マッハタイザン、アクロマティックが横並びでの先行争いとなりますが、押してハナに立ったのはエーシンクリアー。この4頭が先行集団を形成し、離れた中団にダブルファンタジー、人気の一角バズーカとバレーナボスは、後方からじっくり前を見る形でレースを勧めます。

  兵庫大賞典 1_1_1 スタート直後の先行争い

 スタート後は縦長の展開で進みますが、1周目のゴール前では馬群も詰まり、ゆったりとした流れに。エーシンクリアーが後続を引っ張りますが、ここでバズーカとバレーナボスは中団までポジションを挙げます。

  兵庫大賞典 2_1 兵庫大賞典 3_1 1周目のゴール前

 向正面に入っても軽快に逃げるエーシンクリアー。マッハタイザン、トウケイロイヤルもこれについていきますが、徐々に離されていきます。人気のアクロマティック、バズーカも捲って追い上げますが、前を行くエーシンクリアーはその差を広げ直線へ。

 直線に入ると、後続との差を一気に広げたエーシンクリアー。後続の2着争いを尻目に独走し、終わってみれば9馬身差の圧勝劇で、兵庫大賞典3度目にしてうれしい初優勝。一昨年3着、昨年2着の雪辱を果たしての優勝となりました。

  兵庫大賞典 4_1 園田 第52回兵庫大賞典 結果

  兵庫大賞典 5_1 ⑥エーシンクリアー 3_1 会心の勝利を喜ぶ田中学騎手

 エーシンクリアーは、兵庫大賞典3度目の挑戦で初優勝。これで重賞タイトルは7勝目。橋本忠明調教師は、2015年1月3日の新春賞をエーシンスパイシーで制して以来の重賞制覇となりました。

  口取り 6_1 口取り 1_1 口取り 3_1 口取り

 表彰式では、SKNフラッシュ8とそのたんも登場。そのたんは、前日の兵庫チャンピオンシップ当日に披露した新しい衣装の和服姿で登場し、田中騎手の勝利を祝福しました。

  表彰式_1_1 表彰式:記念撮影_1 表彰式

  そのたん 2_1_1 そのたん 3_1_1 新しい衣装で表彰式に登場したそのたん

  表彰式:田中学騎手 2_1 表彰式:田中学騎手 3_1 田中学騎手は、この勝利が通算3160勝目

 今回の兵庫大賞典の優勝が、通算3160勝目となった田中学騎手。父親の田中道夫調教師の現役時代の勝利数の3164勝に、あと4勝に迫りました。現役時代は、「園田の帝王」と呼ばれた田中道夫調教師。偉大な父の数字を超えるのも、近日中に実現しそうです。

 このレースが目標だったため、次走は未定というエーシンクリアー。積極的に遠征する同馬だけに、今後の動向に注目が集まります。

エーシンクリアー[牡6] 兵庫[西脇] 橋本 忠明 厩舎

 父:エイシンサンディ 母:キャントンガール(母の父:Storm Boot)
 生産者:栄進牧場(北海道浦河郡浦河町)
 馬主:平井 克彦 氏
 通算成績:37戦14勝(2016年5月5日現在)
 
重賞勝ち鞍

 2012年10月24日 園田 兵庫若駒賞
 2012年12月31日 園田 園田ジュニアカップ
 2013年10月10日 笠松 岐阜金賞[SPⅠ]
 2014年3月16日 佐賀 はがくれ大賞典
 2015年3月15日 佐賀 はがくれ大賞典
 2015年10月16日 園田 姫山菊花賞
 2016年5月5日 園田 兵庫大賞典
プロフィール

チーム南関

Author:チーム南関
中川明美(競馬ブック記者)
辻井光多郎(日刊競馬記者)
小川慎介(フォトグラファー)
若松亮太(フォトグラファー)
山田環(ライター)

”チーム南関”が南関競馬の裏のウラまで?!話題を探して奔走します!

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