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~真夏の芝の長距離戦~ 盛岡・第36回せきれい賞

小川です。まだまだ暑い日が続いていますが、お盆休みは、各地で様々なレースが行なわれました。お盆休みを利用して、ふだんは行けない競馬場に足を運ばれた方も多いのではないでしょうか?今回は、夏の盛岡競馬の名物レースとして定着した芝の長距離重賞、「せきれい賞」を取り上げます。

 元々は、旧盛岡競馬場でアラブ4歳以上(現3歳以上)で行なわれていた「せきれい賞」。1996年にオープンしたOROパークにレースは引き継がれ、1998年にサラブレッド4歳以上(旧年齢)による芝1600m戦に変更。2000年に重賞格上げされ、東北地区(岩手・上山・新潟)交流重賞となり、2002年には交流地区を東日本・九州地区に拡大。2003年に地方競馬全国交流競走となり、芝2400mに施行距離を変更し、現在に至っています。また、2008年からはスタリオンシリーズ競走に指定され、優勝馬のオーナーには協賛種牡馬の種付け権が付与されています。

 歴代の優勝馬は、メイセイオペラの弟メイセイユウシャ、他地区所属馬として初めて優勝した高崎のメタルカラー、同レース3勝のサイレントグリーン、芝では安定した成績のボスアミーゴなど、いずれも芝巧者ばかり。近年は他地区所属馬が優勢で、コスモバルクを破って優勝した川崎のコスモヴァシュラン、大井のピサノエミレーツ、北海道から参戦したマチカネカミカゼなどが制しています。

 昨年は地元のヒビケジンダイコが優勝し、5年ぶりに岩手所属馬が優勝を飾ったせきれい賞。今年も例年のように南関東から芝巧者がエントリー。地元所属馬が迎え撃つという形となりました。

 遠征馬の筆頭は、JRA所属時に札幌記念5着の実績があるカリバーン[大井]。鞍上に金沢の吉原寛人騎手を起用し、レースに臨みます。同じく、大井から参戦は、一昨年のOROカップ2着馬ハテンコウ。そして、川崎からは昨年のせきれい賞2着馬のウィンペンタゴンが雪辱を期して、2年連続遠征してきました。

  カリバーン 2 実績は上位、カリバーン[大井] 鞍上は吉原寛人騎手

  ハテンコウ 盛岡芝コースを得意とする、ハテンコウ[大井]

  ウィンペンタゴン 2 昨年2着の雪辱を期す、ウィンペンタゴン[川崎]

 地元岩手からはオールマイウェイなど、トライアル競走のかきつばた賞に出走した組を中心に7頭が迎え撃ちます。

  オールマイウェイ トライアル優勝馬 オールマイウェイ

  レオパルドゥス 1 トライアル2着馬 レオパルドゥス

  ミカエルビスティー 岩手転入後、安定した成績のミカエルビスティー

  ハカタドンタク 昨年のオパールカップ優勝馬、ハカタドンタク

 1番人気はカリバーン、地元の期待を背負ったオールマイウェイが2番人気の支持を集め、以下、ミカエルビスティー、ウィンペンタゴン、レオパルドゥスという順での人気となりました。

 スタートしてハナを切ったのは、地元のハカタドンタク。直後にカリバーンがつけ、オールマイウェイ、ミカエルビスティーの地元勢が続きます。昨年2着のウィンペンタゴンは中団から前を見る形での競馬、ハテンコウ、レオパルドゥスらは後方からレースを進めます。

  せきれい賞 レース 1 せきれい賞 レース 2 1周目のゴール前

 「スタートが課題だったので、神経を使った。スタートして番手のポジションに付けられてからは楽でした。」と、レース後に語っていた吉原騎手。道中、ハカタドンタクの2番手でレースを進めていくと、3コーナーで並びかけ、一気に先頭に立ち直線へ。逃げたハカタドンタクはここで後退し、中団にいたウィンペンタゴンは伸びず脱落。直線に入るとオールマイウェイとミカエルビスティーが追いすがりますが、2着争いを尻目にカリバーンが余裕のゴール。2着争いはミカエルビスティーが制し、オールマイウェイがクビ差の3着に入りました。

  せきれい賞 レース 3 口取り 盛岡・第36回せきれい賞 結果

 優勝した吉原寛人騎手は、昨年と一昨年のOROカップに続き、盛岡競馬場の芝コースでの重賞はこれで3戦3勝。藤田調教師は、2013年の大井記念、2014年の金盃に続き、3つ目の重賞制覇。優勝馬のオーナには、ソングオブウィンドの種付け権が付与されました。

  表彰式 2 表彰式 3 表彰式

  吉原騎手 吉原寛人騎手  藤田調教師 藤田輝信調教師

 カリバーンの今後は、再び芝のレースに遠征したいとの意向で、9月に行なわれるOROカップを予定しているとのこと。芝コースで輝きを取り戻したカリバーン。9月のOROカップも楽しみなところです。

 今年のせきれい賞には、現在、岩手で期間限定騎乗中の千田洋騎手[大井]がレオパルドゥスに騎乗。昨年は、上田健人騎手が期間限定騎乗中にジュニアグランプリを制覇するなど活躍しただけに、千田騎手も故郷の岩手で腕を磨き、さらなる成長を遂げてほしいですね。

  レオパルドゥス 2 せきれい賞に騎乗した千田洋騎手
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