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~ クラシック1冠目を制するのは? ~ 大井・第60回羽田盃(SⅠ)

小川です。桜も散り、寒かった日も終わりを迎え、ようやく春を実感できる気候となった今日このごろですが、南関東では牡馬、牝馬のクラシック競走も始まりました。今回は、牡馬クラシックの1冠目、「羽田盃」を取り上げます。

 今年で60回目を迎える羽田盃は、南関東クラシックの1冠目に位置づけられている競走です。1995年までは、春に羽田盃と東京ダービー、秋に東京王冠賞という形で行われていた南関東クラシックでしたが、1996年にレース改定で東京王冠賞を春に移動。羽田盃 → 東京王冠賞 → 東京ダービー をすべて春に行うアメリカンスタイルに変更されました。のちにジャパンダートダービーが東京ダービー後に追加され、南関東クラシックは4冠となりますが、2002年に東京王冠賞が廃止され、現在の形に至っています。

 現行の3冠体系になってからは、南関東から3冠馬は誕生していませんが、ナイキアディライト(2003年)、シーチャリオット(2005年)、クラーベセクレタ(2011年)、ハッピースプリント(2014年)の4頭が羽田盃と東京ダービーを制し、2冠を達成しています。

  2011羽田盃 2011年優勝馬 クラーベセクレタ

  2014羽田盃_1 2014年優勝馬 ハッピースプリント

  今年の羽田盃は16頭のフルゲートとなりましたが、圧倒的な支持を集めたのは、前哨戦の京浜盃で8馬身の圧勝劇を演じたオウマタイム。休み明けの京浜盃で惨敗のストゥディウムが少し離れた2番人気、京浜盃3着のヴェスヴィオが3番人気という人気順となりました。

  ⑪馬時間 2_1 京浜盃圧勝で1番人気 ⑪オウマタイム
  ⑬ストゥディウム 1_1 京浜盃11着からの巻き返しを図る ⑬ストゥディウム
  ⑦ヴェスヴィオ_1 3番人気で鞍上は吉原寛人騎手 ⑦ヴェスヴィオ 

 また、今年の羽田盃は、他地区のトップジョッキーが4名騎乗。ヴェスヴィオの吉原騎手をのほかに、ジャジャウマナラシに田中学騎手[兵庫]、ウィンバローラスに岡部誠騎手[名古屋]、ルコンポゼに赤岡修次騎手[高知]が、それぞれ騎乗しました。

  ①じゃじゃ馬ならし 4_1_1 ①ジャジャウマナラシ 田中学騎手
  ⑤ウィンバローラス 4_1 ⑤ウィンバローラス 岡部誠騎手
  ⑧ルコンポゼ 3_1 ⑧ルコンポゼ 赤岡修次騎手

 スタートしてハナに立ったのは、枠順の利を生かしたドライヴシャフトでしたが、抑えきれない手応えでオウマタイムも先行し、ドライヴシャフトと併走状態になります。2頭を追う形でヴェスヴィオ、ラッキープリンス、ウィンバローラス、ルコンポゼ、ジャジャウマナラシ、クラバズーカーらが集団を形成し、レースは向正面へ。向正面に入る頃には縦長の展開となりますが、後方にいたストゥディウムが外から進出を開始し、中団へとポジションを上げます。

 3コーナーに入ると、抑えきれない手応えでオウマタイムがドライヴシャフトを交わし一気に先頭へ。京浜盃同様、リードを広げにかかり、直線へと入ります。京浜盃の再現を狙うオウマタイムでしたが、直線に入るとヴェスヴィオとラッキープリンスが徐々に迫り、差が詰まっていきます。ゴールまで残り200mになると、ようやくエンジンのかかったストゥディウムが大外から一気の強襲。ゴール直前でオウマタイムを差し切り、半馬身差でクラシック1冠目を手にしました。

  レース5_1 ストゥディウムが一気の末脚で南関東1冠目を制す

  ⑬ストゥディウム 4_1 大井・第60回羽田盃(SⅠ) 結果

 矢野義幸調教師は、羽田盃は初制覇。自身が手がけたルースリンドの仔での、南関東クラシック制覇となりました。

  口取り_1 口取り 3_1 口取り

 石崎駿騎手は、2007年のトップサバトン以来となる2度目の羽田盃制覇。

  表彰式:石崎駿騎手_1 石崎駿騎手

 表彰式では、この日、トークショーのゲストでご来場の杉本清さんに、プレゼンターを務めていただきました。

  表彰式:杉本清さん_1 杉本清さん

 表彰式_1 表彰式:記念撮影_1 表彰式

 京浜盃から巻き返してのクラシック戴冠となったストゥディウム。距離が1ハロン延びる東京ダービーでも、羽田盃同様に末脚爆発となるでしょうか?羽田盃で敗れた馬たちの逆転はあるのか?また、東京湾カップや東京ダービートライアル、その他の路線から東京ダービーへ駒を進める新星の台頭はあるのか?今年の東京ダービーは1ヶ月半後の6月3日。昨年はハッピースプリントが2冠を達成しましたが、果たして今年はどんなドラマが待っているでしょうか?

ストゥディウム[牡3] 船橋・矢野義幸厩舎

 父:ルースリンド 母:ルナマリア(母の父:ジェイドロバリー)
 生産者:清水誠一(北海道様似郡様似町)
 馬主:株式会社Nicks
 通算成績:9戦4勝(2015年4月22日現在)
 重賞勝ち鞍:2014年 船橋・平和賞(SⅢ) 2014年 大井・ハイセイコー記念(SⅡ) 2015年 大井・羽田盃(SⅠ)

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