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~ 東京ダービーへの切符を手にする馬は? ~ 船橋・第29回東京湾カップ(SⅢ)

小川です。ゴールデンウィークも、全国の地方競馬場で重賞が行われましyたが、今回は、船橋競馬場で行われた東京ダービートライアルの、「東京湾カップ」を取り上げます。

 1987年に創設された東京湾カップも今年で29回。創設時はサラブレッド系4歳馬(現3歳馬)の2000mで、年末に施行されていました。1998年に1800mに距離が変更され、2004年に施行時期を5月に移行したのに伴い、1着馬に東京ダービーの優先出走権を付与されるようになります。2007年に現行の1700mとなり、2011年からは東京ダービーの優先出走権を2着馬にも拡大し、現在に至っています。

 記念すべき第1回の優勝馬は、大井所属時のイナリワンで、7連勝を飾ったのが東京湾カップでした。年末に施行していた時期の優勝馬は、トーシンイーグル、東京ダービー馬プレザント、アマゾンオペラ、カワノスパート、アローセプテンバー、エスプリシーズなど。重賞戦線で活躍した馬や、古馬になって活躍した馬などを輩出しています。

 現在の時期に移行してから最初の優勝馬は、故・佐藤隆騎手を背にこのレースを制し、無敗の東京ダービー馬となったアジュディミツオー。古馬になってからは、NAR年度代表馬や地方競馬所属馬初となるドバイ遠征など、地方競馬を代表する馬として長きに渡り活躍しました。このほかにも、ドラゴンシャンハイやブルーラッド、のちにジャパンダートダービーを制したマグニフィカなどが、このレースを優勝しています。

 今年はフルゲートの14頭で行われた東京湾カップ。羽田盃から巻き返しを狙う組と、ここで賞金を加算、もしくは優先出走権を獲得して東京ダービーに駒を進めたい馬たちが集まりました。最終的に人気になったのは、JRAからの転入初戦となるブルーバードカップを制したハタノヴォラーレ。前走のクラウンカップで3着に敗れたものの、3戦2勝のミッドストラーダが2番人気。羽田盃からの巻き返しを狙うコンドルダンスとドライヴシャフト、近走3戦2勝で勢いに乗っての挑戦となるハニームーンが上位人気に支持されました。

  ①ミッドストラーダ_1_1 ①ミッドストラーダ(2番人気)
  ②ドライヴシャフト 3_1 ②ドライヴシャフト(5番人気)
  ③ヴィグシュテラウス 3_1 ③ヴィグシュテラウス 鞍上は高知の赤岡修次騎手
  ④クールテゾーロ 1_1 ④クールテゾーロ
  ⑤BBキャリバー 3_1 ⑤ビービーキャリバー 鞍上は吉原寛人騎手
  ⑥ハニームーン 2_1 ⑥ハニームーン(4番人気)
  ⑦レイモンドヒッチ 3_1 ⑦レイモンドヒッチ
  ⑧アロマベール 1_1 ⑧アロマベール 鞍上は名古屋の岡部誠騎手
  ⑨クラヴィクトリー 2_1 ⑨クラヴィクトリー
  ⑩オーラゼウス 2_1 ⑩オーラゼウス
  ⑪コンドルダンス 2_1 ⑪コンドルダンス(3番人気)
  ⑫マイカラー 2_1 ⑫マイカラー
  ⑬ナイキアフォード 3_1 ⑬ナイキアフォード 母はナイキアクトレス
  ⑭ハタノヴォラーレ 2_1 ⑭ハタノヴォラーレ(1番人気) 母はハタノガイア

 直線からスタートする船橋の1700m戦。ハナを切ったのは、押して先頭に立った高知の赤岡修次騎手が騎乗するヴィグシュテラウス。ナイキアフォードがこれに続き、内からドライヴシャフト、外から1番人気のハタノヴォラーレなどが先行集団を形成。ハニームーン、ミッドストラーダは位置取り、吉原騎手を背に東京ダービーの出走権獲得を狙うビービーキャリバーは、最後方からじっくり構える競馬で前をうかがいます。

  レース 1_1_1 レース 2_1 ヴィグシュテラウスが押してハナへ

 向正面では縦長の展開でレースは進みますが、3コーナーに入ると各馬が仕掛け始め、馬群が詰まります。ここまで先頭で引っ張ってきたヴィグシュテラウスですが、直線に入るとドライヴシャフトに捕まり、ドライヴシャフトが代わって先頭に踊り出ます。的場騎手のムチに応え、後続を引き離して逃げ込みを図るドライヴシャフト。外からミッドストラーダとビービーキャリバー、オーラゼウス、内からはマイカラーがそれぞれ追い込んできますが、後続の追撃を3/4馬身凌ぎ、ドライヴシャフトが優勝。混戦の2着争いはミッドストラーダが制し、上位2頭が東京ダービーの優先出走権を獲得しました。

  レース 3_1 船橋・第29回東京湾カップ(SⅢ) 結果

 ドライヴシャフトは4度目の重賞挑戦にして、初の重賞制覇。鞍上の的場文男騎手は、2014年4月にクラウンカップ優勝時に自身が達成した57歳7ヶ月9日の最高齢重賞制覇の記録を自身で塗り替え、58歳7ヶ月29日での最高齢重賞制覇となりました。

  口取り 5_1 口取り 3_1_1 口取り 4_1_1 口取り

  表彰式:記念撮影_1 荒山勝徳調教師は、3月のララベルに続いての重賞制覇

  表彰式:的場文男騎手 2_1 最高齢重賞制覇を自ら塗り替えた的場文男騎手

 次走は東京ダービーのドライヴシャフトとミッドストラーダ。ドライヴシャフトは羽田盃からの巻き返しなるか?ミッドストラーダは本番で素質が開花するか?それぞれの走りに注目です。

 東京ダービーといえば、これまで33回挑戦して未だに優勝に手が届かない的場文男騎手。勝利ジョッキーインタビューでも、「とにかく東京ダービーを勝ちたい!2着は何回もあるので、1着を獲りたいです!」と熱く語っていました。果たして的場騎手は本番でどの馬に騎乗するのか?また、悲願の東京ダービー制覇はなるか?こちらも合わせて注目です。

ドライヴシャフト[牡3] 大井・荒山勝徳厩舎

 父:トワイニング 母:ノブレスオブリッジ(母の父:サンデーサイレンス)
 生産者:社台ファーム(北海道千歳市)
 馬主:吉田 照哉 氏
 通算成績:8戦4勝(2015年5月6日現在)
 重賞勝ち鞍:2015年 船橋・東京湾カップ(SⅢ)
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