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~ ナムラタイタン 貫禄の連覇 ~ 盛岡・第41回シアンモア記念(M1)

小川です。今回は、5月8日に盛岡競馬場で行われた、地方競馬全国交流重賞の「第41回シアンモア記念(M1)」を取り上げます。

 シアンモアとは、昭和の初期にイギリスから日本に輸入された種牡馬。記録によると、エプソムダービーで3着に入線し、1927年(昭和2年)に日本に輸入され、岩手県雫石町にある小岩井牧場で種牡馬として繋養されたとのことです。シアンモアは1953年に老衰のため亡くなりましたが、1975年に小岩井牧場に輸入されたシアンモアの功績を讃え、「シアンモア記念」として創設されました。

 第1回から第5回までは1900mで行われていたシアンモア記念ですが、第6回(1980年)からは2000mに変更。第26回(2000年)からは1600mに変更され、2002年には、東日本・九州地区との交流競走に。そして、2005年からは地方競馬全国交流競走となり、現在に至っています。今年から、重賞にグレード制を導入した岩手競馬ですが、シアンモア記念はM1に格付けされました。

 歴代の優勝馬は、トウケイホープ、ボールドマックス、トウケイフリート、ローマンプリンス、スイフトセイダイ、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、バンチャンプ、トーホウエンペラー、トニージェントなど、岩手競馬を代表する馬たちがその名を連ねています。地方競馬全国交流になってからは、他地区からの強豪馬たちも参戦し、2008年から2013年までは6年連続で他地区所属馬が勝利し、近年は他地区から参戦する馬の活躍が目立っています。

 今年は7頭立てで行われる予定でしたが、エアカーネリアンが競走除外となったために6頭立てに。他地区からは、昨年の道営記念を制したグランプリブラッド[北海道]と、川崎から遠征のドレミファドンの2頭が参戦しました。

今年の出走馬

 ①ナムラタイタン 1_1_1 ③マツリダアンバター 1_1 ⑤ショウナンダイチ 1_1 ⑦ライズライン_1

 ②ドレミファドン 1_2_1 川崎から参戦のドレミファドン

 ⑥グランプリブラッド_1 昨年の道営記念馬 グランプリブラッド

 圧倒的な支持を集めたのは、地元の大将格のナムラタイタン。道営記念馬のグランプリブラッドが続く2番人気で、単勝1ケタ台はこの2頭だけ。離れた3番人気がライズラインといった形で、レースを迎えました。

 好スタートを決めたのは、ナムラタイタンとライズラインの2頭。2頭が先行しますが、ナムラタイタンがハナに立ち、レースを引っ張ります。グランプリブラッドも前を見ながら3番手を追走。少し離れた4番手をドレミファドンが追走します。マツリダアンバターとショウナンダイチは離れた後方からの競馬となり、縦長の淡々とした流れでレースは進みます。

 3コーナーに差し掛かる頃になると、先行していたライズラインが後退し、代わりにグランプリブラッドがポジションを上げ、ナムラタイタンを追撃に。しかし、マイペースで逃げるナムラタイタンとの差を縮められないまま直線へ。

 直線に入ると、楽な手応えでナムラタイタンが一気に後続を突き放すと、あとは独走。終わってみれば、後続に6馬身の差をつけ、2014年の同レース優勝に続いて、シアンモア記念2勝目を飾りました。2着には、直線でグランプリブラッドを差し返したライズラインがクビ差で2着を確保。直線でいったんは2着争いに加わったドレミファドンは最後に離され、4着という結果に終わりました。

  レース 1_1_1  盛岡 第41回シアンモア記念(M1) 結果

 ナムラタイタンは、2014年3月に岩手競馬に移籍後、これで重賞11勝目。

  口取り 2_1 口取り_1 表彰式_1_1

  表彰式:坂口裕一騎手 1_1 坂口裕一騎手   表彰式:村上昌幸調教師_1 村上昌幸調教師

 岩手競馬に移籍後、ダートグレード競走を除けば、負けたのは2014年の桐花賞の2着だけというナムラタイタン。次走は6月のみちのく大賞典を予定。岩手競馬の大将格として、まだまだ頑張ってほしいところです。

ナムラタイタン[牡10] 岩手[水沢] 村上 昌幸 厩舎

父:サウスヴィグラス 母:ネクストタイム(母の父:Afleet)
 生産者:野坂牧場(北海道日高郡新ひだか町)
 馬主:岩渕 道良 氏
 通算成績(2016年5月5日現在):49戦20勝(内 JRA 34戦9勝)
 
重賞勝ち鞍

 2011年11月13日 JRA東京 武蔵野ステークス(JpnⅢ) JRA所属時
 2014年4月27日 水沢 赤松杯
 2014年5月11日 盛岡 シアンモア記念
 2014年6月22日 水沢 一條記念みちのく大賞典
 2014年12月7日 水沢 北上川大賞典
 2015年4月11日 水沢 赤松杯
 2015年7月5日 水沢 岩鷲賞
 2015年9月13日 水沢 青藍賞
 2015年11月8日 盛岡 絆カップ
 2015年12月31日 水沢 桐花賞
 2016年4月10日 水沢 赤松杯(M3)
 2016年5月8日 盛岡 シアンモア記念(M1)
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